花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 意外なシメ 岸田屋@月島

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大島やで少し飲んでから、
せっかくだから、岸田屋にも行こう、と。
相変わらずもんじゃストリートでもんじゃに振り向かず歩を進める。

20時半くらいで、客のにぎわいは落ち着き始めている。
それでも2人くらい外で待っている。
優しいことに?ひざ掛けがある。(柄が結構派手ですが…)

ただ、座って少し待っただけで、3人くらいが出てきて、すぐに座れた。
入口を背にする直近の場所で寒いかと思ったら、そうでもない。
暖房が良く効いているのか、古い割にはドアの建付け・密閉性が良いのか、
コートを着たままだと暑いとも感じられた。

飲み物は、あの濃いめのハイボール
中には、「濃いめで」という人もいるので、お強いなあ、と。
ここに来たならば、ということで、
煮込み・ブリ大根・肉豆腐を頼む。
素晴らしいのは、時として煮込みと肉豆腐が同じだったりするが、
ここは全くの別物。
煮込みは、いろんな部位のモツが入って脂身もなかなかで、
きざみネギのシャキシャキ感がマッチする。
一方で肉豆腐は、甘く・濃く煮た肉に、これまた豆腐と長ネギが
程良く味を染み込ませている。
ブリ大根は、ブリがしっかりと煮込まれ骨も噛んで砕ける。
大根は、逆に煮崩れするほどではなく、柔らかくも歯ごたえがあってよい。

周りの客を見ると、刺し盛りも美味そうだし、
カキ鍋も美味そう。女将さんが、カキ鍋のおじやも勧めている。
ご飯を1膳か2膳か迷ったら「じゃ、多めの1膳ね」と
この目分量が優しい。注文は通りにくいけど…(笑)

シメはつみれの吸い物、と思ったら売り切れだったので、
はまじるとおかかのおにぎり。
はまぐりが柔らかく・甘味もあり美味い。
そしておにぎりは、300円と立派な値段通り、
1膳はありそうなくらいの大きさ。
そしてごはんが予想以上にしょっぱい。
おかかが霞むくらいで、酔いが醒めるくらいだった。
でも、美味い。

美味いづくしで、3,230円。やめられません。