花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 花より大山の揚げ物@上野

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散りかけた桜を見に行った。
上野と言えば賑やかな花見風景が定番のはずが、
なぜか閑散としていた。

天気の良くない夕方5時くらいだったからか、
それともお上の規制か何か分からない。
中国や韓国の言葉がやたらに飛び交っていたのが印象的。

公園に入る前に500缶のビールを買って、
桜を愛でながら、つまみを買おうと思ったら、
売店はすべて閉まっていた。

ああ、何だか春らしくないなあ、と思いながら
上野公園を縦断する。
散った花びらが、雪のように積もっている。
まだしっかりと咲き誇る木もあり、
それはそれとして、楽しめた。

そのままアメ横に行く。
ビールだけで、物足りなかったので、
大山に行って、50円のコロッケと、100円のメンチを食べる。
学生も並んでいる。確かに、アツアツで美味い。
やはり、老いも若きも、駄菓子屋さんのように寄る店なのだな、と。