恵比寿の
東京都写真美術館にて。
今年の写真展には、テーマが沢山あったような印象を持った。
それは、
東日本大震災は勿論のこと、
アラブの春などもそうであろう。
カダフィ大佐の骸(むくろ)や
ムバラク大統領がベットのまま出廷、という写真。
圧政を強いた為政者の末路は哀れを通り越して空しい。
ここで語られる、様々な写真は、まさに「今」を切り取っている。
何年も前、ではなく、まごうことなき、いま。
震災を生き延びた人々の姿、写真やポートレイトもあった。
何を語り、何を聞く。
それがこの企画展のメッセージではなかろうか。