花鳥風月記

流れる水に文字を書く

世界報道写真展2012

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恵比寿の東京都写真美術館にて。
今年の写真展には、テーマが沢山あったような印象を持った。
それは、東日本大震災は勿論のこと、アラブの春などもそうであろう。

カダフィ大佐の骸(むくろ)やムバラク大統領がベットのまま出廷、という写真。
圧政を強いた為政者の末路は哀れを通り越して空しい。

ここで語られる、様々な写真は、まさに「今」を切り取っている。
何年も前、ではなく、まごうことなき、いま。

震災を生き延びた人々の姿、写真やポートレイトもあった。

何を語り、何を聞く。
それがこの企画展のメッセージではなかろうか。