花鳥風月記

流れる水に文字を書く

館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技

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木場の東京都現代博物館にて。
終了間近ということもあり、平日ながらたくさんの来場者がいた。

特撮モノができて、半世紀が過ぎようとしている。
その一つ一つのミニチュアを単なる作り物としてではなく、
アート(造形美)として再評価しようという企画でもある。

確かに、半世紀も経てば、芸術にもなろう。
ただ、それまでがそういう視点はなく、
結構な廃棄・散逸はあったようだ。
それを館長 庵野秀明が悔しそうに解説している。

少年の夢がそのままになっているのか、
大人になって、改めて気づく内容があるものか
この企画では、ある種の懐古趣味はしっかりと捉えながらも、
その特撮の歴史を回顧している。
日テレがタイアップしているようで、
ややテーマパーク的なところもあった。

「諸般の事情で展示できず…」云々が書かれていたが、
確かに同時代を生きたものとしては、
仮面ライダー関連が少々残念。
しかし、ゴジラウルトラマンライオン丸など
往年の品々を見て心が躍った。

最も感動したのは「恐竜探検隊ボーンフリー」の
ボーンフリー号があったことだ。
※これに感激する人は、きっと少ないだろう…(笑)

巨神兵の映像のなかなかの迫力があった。
ちょっとナレーションが観念的だなあ、と思ったが、
きっと今の人たちのこだわりを
ここで出したかったんだろうなあ、と思った。