花鳥風月記

流れる水に文字を書く

筆致俳句 (43)

太陽の 季節はすでに 果てにけり
ころころ変わる 政党と酒


都知事閣下が、政党を立ち上げた。
「立ち(あ)がれ日本」を以前命名しておきながら、
その政党を吸収して、ラベルを変えた。

「太陽の党」岡本太郎が泣くよ…。(笑)
やってることは「北風の党」だと思うが…。(笑)

しかし、新党の名前がどんどん出てくる。
みんな「新党」、古い政治家も「新党」で表紙替え。

こんな状況を見てみると、日本酒を思い出す。

一時期(いまもか?)日本酒業界は、
ビールや洋酒におされて縮小傾向にあった。
そこで、どんどんと新作(新ラベル)を出して
消費者の目先を変えていったのだが、
結果としてはそれが徒(あだ)となって、さらに衰えた。

粗製乱造は、消費者は厳しい。
さて、政党はいかに。