花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 いか焼き@阪神百貨店地下

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大阪駅・梅田周辺は再開発が進む。
阪急百貨店は先日リニューアルされ、妙におしゃれな空間となった。
はす向かいの阪神百貨店は、昔ながらの昭和の匂いが残っていた。

特に地下街。
今でこそ「フードコート」という言葉は認知されているが、
ここは「立ち食いフロア」という言葉が正確な気がする。
老若男女、それこそ和服を着たご婦人も、立ち食いをしている。
麺類をズズーっと啜(すす)っている。
昭和の、そして大阪の活気(と殺気?)を感じる。良い。

大阪のソウルフードでもある「いか焼き」を買った。
プチ豪華版もあったが、ノーマルな147円。
早速「立ち食い」してみる。

当初イメージしていた、いかをブシュッと潰して
たいらにしているのかと思ったら、
粉もんの中にイカが入っている、という食感だった。
何もつけずとも、ほのかなイカの塩気を感じる。
滋味深さを感じつつも、安っぽい感じが良い。

阪神百貨店も、建て替えの話があるようだが、
この地下街は文化遺産として残してほしい、と思った。