花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 三次・灰塚ダムの旅 その5

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灰塚ダムで「船」を見たあと、「えみき公園」に行く。
ドキュメンタリー映画船、山にのぼる」の中で、
「えみき爺さん」といわれる大きな樹木をこの地に「引っ越し」をした。
作中では、老木なため、枯れてしまうかもしれない、と言っていた。

ネットで調べたときには、2009年あたりに枯れてしまったことや、
その場でお祭りのようなものがあったことを知った。

ダムによって暮らしの場が移転した場所にその公園がある。
キレイに区画整理されたその場所は、比較的大きな家が並んでいる。
天候が良くなかったせいもあってか、周囲に人はいなかった。

盛り土で高くなっている、公園の周りを歩く。
枯れ木ではあるものの、見る角度によって、
何かを伝えようとしている感じもある。

来た道を戻る。
駅レンでクルマを返して、駅まで送ってもらう。
車中で、今回の件を伝えた。
やはり、その方も「船」のことは知らなかったようだ。
「地元の人は地元のことは知りませんから」
…確かに。

電車が発車するまで、少し時間があったものの、
どこか店に入る時間もなさそうで、2時間の電車旅なため、
遅い昼食はパンと缶コーヒーだけにする。
ここで食べたメロンパンもどきも、一応、三次産。

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