花鳥風月記

流れる水に文字を書く

筆致俳句 (49)

徒競走(都構想) 最後の角は 引っ張り合い


今週末(17日)に大阪の「都構想」の賛否をめぐる住民投票が行われる。
大阪維新の会が、大阪府大阪市の「二重行政」をなくす、というふれこみで
旗を振っている。

東京から見て、その是非は良く分からないが、
その「分からない」というのは、不勉強以上に
どことなくたちこめる胡散臭さを感じるからだ。

数字の根拠なり、住民投票への呼びかけのアプローチなり
(無差別に電話がかかり、橋下市長のお説を無理矢理拝聴させられる)
今に至っては、SNSの世界では誹謗中傷の類が飛び交っている。

世論調査では、反対が上回っているらしいが、まだ分からないらしい。

大阪だけの問題でもないらしく、一説には改憲道州制など
昔から言われた「あの道」への舗装らしく、
かれらはやがて、その論功行賞に与(あずか)るのかもしれない。

いずれにしても、良くするには、当事者(市民)の
冷静な眼と頑張りなのだろうな、と感じる。
頑張れ、大阪市民。