花鳥風月記

流れる水に文字を書く

三原順 復活祭 没後20年展

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神保町の明治大学米沢嘉博記念図書館にて。
オタク・サブカルチャーを専門とする図書館。
1階の展示は無料で見られる。

三原順といえば、「はみだしっ子」。
ストライクの世代はもう少し上の世代かもしれないが、
姉が持っていたマンガを何度となく読んでいた。

小学生には難しい内容だが、
マンガでありながら「哲学書」のような存在だった。

グレアム・アンジー・サーニン・マックスの四人。
自分はきっとマックスのキャラだろう…。(ツッコミ厳禁)

その後古本屋で「ビリーの木、ジョディの森」(だったか…)
を見つけ、シリアスなマンガもあるのだな、と思った。
ちなみにこの本は姉が持って行ったきり、戻ってこない。

1995年に42才で亡くなったようだ。
その後、少しずつ追悼特集が雑誌で組まれ、
ネットでは、ファンページもできるなど、
根強い人気がある。

今回は、没後20年を期に、様々な資料が用意されていた。

明治大学米沢嘉博記念図書館は決して大きなビルではない。
ともすれば「まんだらけ」よりも小さいかもしれない。
しかし、「お好きな人にはたまらない」という空気はあった。

今回の展示は、アクリルのボックスを4段重ねで展示、
四角い箱の3方向を使ってコンパクトに展示。
こういうやり方もあるんだな、と…。

ああ、あれはあの時のコマだ、とか
つい、思い出に浸ってしまう…。(そういう人も多かった)

最終展示期間はマックス特集だったので、
雪山で遭難した時に、マックスが銃を発砲したシーンの
原画が展示されていた。

狭いながらも、見ごたえのある展示だった。
一つ難点を言うならば、
3段目、4段目はかかむか・しゃがまないと見られないので、
足腰に負担が来る。

きっと三原順ファンという人たちにとっては
最大の鬼門となったであろう…。

展示は好評のようで、展示期間が1週間延長になった。
時間があれば、もう一度みたいなあ、と…。