花鳥風月記

流れる水に文字を書く

パーフェクト・レボリューション

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黄金町のジャック&ベティにて。
東京ではなかなか適当な時間で上映されていなかった。
※その後ようやく夕方上映が出てきた。

実話が若干入っているストーリーとのこと。
脳性まひで車いすを利用する身体障碍者のクマと
人格障害の風俗嬢ミツとのラブストーリー。

クマはリリー・フランキー。設定上はエロい人格者。
ミツは清野菜名園子温Tokyo Tribe」にも出た野心的な女優。

まわりを固める俳優陣、特に女優は
きっとリリーの好みで選んだのだろう。
クマが洗髪を介助されるシーンが2回あったが、
いずれもリリーは役を忘れた恍惚とした表情だった。
清野よりも小池栄子の方が3割方、鼻の下が伸びていた。

ストーリーは、障碍者への偏見とその愛の行方を描いている。
深刻さと軽さ(エロさ)が交差している。

二人が唱える愛の「革命」は
障碍と破滅が隣り合わせとなり、一時は途絶えるが、
その後のハッピーエンドか否かの要素をはらみながら
ストーリーは締められた。

ラストに至る流れは、ややマンガ的というか
もう少し何かあるといいなあ、と思ったが、
このくらいの軽さがちょうどいいのかもしれない。
甘酸っぱいみそ汁を口にしたような感じだった…。