花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 上野の桜2018年

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今年の満開は一週間くらい早い。
3月も終わりに近づくころの平日に
上野公園に桜を見に行く。
ほとんどが外国人観光客だった。

連日の好天と気温上昇ですっかり初夏モード。
念のため着ていったコートが暑かった。
満開だと人が一杯。初詣並みだろうか…。
人ごみのため、ビール片手に、とはいかなかった。

端っこの木に人が集まっていたのでなにか、と思ったら、
枝に猫が二匹いた。
それに向かって一斉にスマホで写真を撮っているのは
異様な光景だった…。

確かに人なれした猫や鳥がいる。
彼らも「観光大使」なのだな、と…。

公園を歩いた後はアメ横へ。
ここでも様子が一変していた。
昔は魚屋やコスメがメインだったが、
いつの間にか屋台風居酒屋が増えていた。
きっと香港や東南アジアの市場はこんな感じなのかな、と思った。
警官が呼び込みを禁止するアナウンスをしていたので、
治安も悪化しているのかもしれない。
そのうちスラムや魔窟になったりして…。

酒をたしなみ、百果園で百円のパイン串を
食べて帰る。