花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 冬隣の高尾山

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遅くて長い夏季休暇、遠出をすることなく
映画やら何やらで、都内をうろうろしていた。
週末2連休という行楽のチャンスに
母親の提案(思いつき)で高尾山に行くことになった。

朝6時に起床して九段下で電車を乗り継いで
新宿・高尾山へと行った。
思えば30年前、このルートで大学に行っていた。
当時は「急行」、今は「準特急」という名称になった列車は
10時過ぎには高尾山口まで到着した。

駅前は人・人・人…。
どう考えても行く先は皆同じなので、
山登りというより、観光旅行となっている。

少し歩いてケーブルカーの駅へ。
ゴールド北島三郎が出迎えてくれた。
運良く見晴らしの良い位置で乗れた。
残念ながら、紅葉にはもう少しのタイミングだった。
終点の高尾山駅から登山する。
駅すぐの展望台から、我が母校が見えた。
どうみても人里から隔離されている…。

様々ある登山道で最も楽そうなルートを選ぶ。
それでも83歳と75歳の両親には大変で、
休憩を取りつつ、ゆっくりと行く。
途中、薬王院でお参りして、個人的には
あっさりと山頂に着いた。
そのくらいの手軽さもあって、皆、登るのだろう。
山頂はまるでどこかのフェス状態。
自然の空気は有り難いが、静かさや長閑さとは
縁のない山なのだな、と感じた…。

家族そろっての散歩にはちょうど良かった。