花鳥風月記

流れる水に文字を書く

世界報道写真展2011

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東京都写真美術館にて。
ジョセフ・クーデルカの写真を観に行った際、
少し割引きがある、とのことで観た。

ポスターにもある、鼻をそがれた女性の写真が印象的。
接触れることはなかったが、i-padが置かれていて、
東日本大震災の写真が見られるようになっていた。
映像もブースとしてあった。

ここ数年、世界報道写真展を観ているが、
毎年のように、様々な事件・災害そして内紛や戦争で
命を失っていく写真を見る。

見るたびにどことなく、自分の感受性というか感性が麻痺していくような、
嫌悪感というか倦怠感が生じてくる。
それは、きっとこの写真の世界から遠く離れていることに対してのものであり、
しかしながら、「離れている」ことと「隔離されている」ことは違う。
きっと何がしかのつながりというものが存在し、
そこから逃れることはできないという覚悟は必要なのだろう。