花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 鏡山超ひやおろし

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秋の酒も最後の一本となった。
ひやおろしをさらに1年寝かせた「超ひやおろし」。
小江戸・川越の酒造会社。
やや琥珀がかった色合いは、豊潤さが醸し出される。

自分好みのドイツワインアウスレーゼ)のように甘い。
後味の苦みの残りが、日本の酒の個性を裏付ける。
冷えた酒が、常温に近づくにつれ、徐々にまったり感を増す。

ウィスキーグラスに、多めに注ぐ。
一杯で至福の時を迎える。
アテはなし。この先のアテもなし…。