花鳥風月記

流れる水に文字を書く

メトロポリタン美術館展

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上野の東京都美術館にて。
リニューアルを記念しての企画らしく、
全国巡回はしないそうだ。

ニューヨークのMET(メトロポリタン美術館展)より
膨大な収蔵品の中から
大地・海・空(陸・海・空なら軍隊だろうから…)の
4,000年というタイムスパンで展示物を見るという企画。

そのため、展示されたものは、自然をテーマとして扱い、
自然と偶像的・寓話的にとらえつつ、
静かなるもののスケールの大きさや、ダイナミズムを描いた
作品が中心となった。

特定の芸術家を重点的、というのではないので、
その趣旨を感じ取るのは、やや骨が折れたが、
自然の大きさと人間の存在の小ささ・弱さが対比となって、
非常に興味深かった。

ゴッホの「糸杉」は見事なマチエールだったが、
見終った場所に、スギちゃんが一日館長を務めた掲示があって、
(スギつながりで)スケッチボードで書いたイラストがあった。
そっちのスギより、働きスギだぜぇ…(笑)