花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 三次・灰塚ダムの旅 その1

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前日に時刻表を何度も確認した。

灰塚ダムに行こうと思ったのは、5年前に観た映画
船、山にのぼる」の、その後を知りたかったからだ。
ネットで検索しても、なかなか現在の状況が分からない。
グーグル・マップの空撮でようやくそれらしいものを発見したが、
それがいつのモノかも分からない。

ならば、ということで、アクセス方法を確認した。
最寄は、芸備線の「三良坂」だが、
そこからの交通手段が分からない。
恐らくレンタカーだろう、ということで、
駅レンがある三次で降りることとした。

しかし、東京での暮らしに慣れている自分にとって、
そこまでの移動を慎重に考えねばならなかった。
片道2時間で、本数が少ない。
考えうる、早めの電車に乗る。
案の定、単線だ。進路の交差は駅で行われる。
だから時間がかかるのだろう。

芸備線は、駅の二つ三つで、もう緑深くなった。
沿線は、線路により沿うようにギリギリまで草木が茂り、
私用の踏切のようなものもある。
この先、どんな所に行くのだろう、と期待と不安が高まる。

降り立った三次駅は、意外にも開けていた。
「ようこそ霧のまち三次へ」
そこから、レンタカーを借りることになっていた。
(つづく)