花鳥風月記

流れる水に文字を書く

江口寿史、音楽とマンガを語る

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明治大学リバティタワー6階教室にて。
神保町で本を買って、
ミロンガでギロチンビールを飲みながら読もうと思ったら、
土曜日のせいか、満席とのこと。

やむなく御茶ノ水駅を目指して歩いていたとき、
そういえば、講演会があったなあ、と思い出した。

最初アカデミーコモンへ行きそうになったが、
確か「リバティ」という言葉だったなあ、と思い、引き返す。

しっかし、構内に入っても、何の表示もない…。
おそるおそる大学に潜入して、普通にやっていた。
260人入る教室の大方埋まっていた感じ。
よくぞ入ったなあ…と。

「進め!パイレーツ」「ストップ!ひばりくん」や
その他の様々な作品の中で、偏愛的に取り上げられた
様々な音楽の軌跡を追う企画。
今までの作品を反芻しながら、
ああ、これはこんな意味だったんだなあ、と思うことしきり。
あのコマは、Devoの「サティスファクション」の空耳だったんか、
と今更ながらに気づいた。

写真はOKだが、録音はNGとのこと。
もっとも録音する気はさらさらなく、
備忘録的に、話した内容を箇条書きに…。
採録に宜しくなさそうなものは割愛した)

・よくクレイジーキャッツの「スーダラ節」「だまって俺についてこい」を聴いていた。
甲斐バンドでは「かりそめのスイング」が唯一、好きな曲だった。
さだまさしのパロディマンガを描いたら、ファンからカミソリの入った手紙が届いた。
・当時は苦情があっても、ネットのように炎上しないからよかった。
・小4のころ、ウルトラQとベストテンが好きだった。
加山雄三のファンで音楽としてのルーツだった。
・やがてグループサウンズを聴いて、洋楽のサイモン&ガーファンクルを聴くようになる。
・S&Gは、B面に名曲が多い。「フランクロイド・ライトに捧げる歌」など。
・自分の漫画は書き出しが良い。書いている途中で最後のコマは決めている。
吉田拓郎は「マークⅡ」が好きだった。
かぐや姫は聴いたが、四畳半フォークへは行かなかった。
オフコースは聴いていた。岡林信康はさほど聴かなかった。高田渡は好きだった。
・好きになったアイドルは南沙織天地真理浅田美代子アグネス・チャン
麻丘めぐみ(だったか…)、岩崎宏美石野真子(やや保留気味)。
・その後、シュガーベイブ南佳孝などシャレオツなものを聴いた。
・その後、岡村靖幸が好きで、ライブにも行った。
佐野元春と雑誌の対談をしたが、普段の言葉も翻訳した日本語のようだった。
・音楽仲間では、佐野元春伝説があるようだ。
・ライバルだった鴨川つばめに、お互いの連載が終わってからあったことがある。
※話の内容は割愛
・最近の歌はよくわからないが、大森靖子「さっちゃんのセクシーカレー」に落涙した。
忌野清志郎は好きだが、あまり多くを聴いてないから、語ることはない。
・音楽ライターの「これヤバいっすよ」は軽すぎてアテにならない。

ま、そんなこんなの話を聞いた2時間だった。