花鳥風月記

流れる水に文字を書く

江口寿史 KING OF POP Side-B 第4期 @明治大学米沢嘉博マンガ図書館

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何とか4期分をコンプリートしたいと思い、
早番の仕事を定時で上がって、神保町へ行く。

そば降る冷たい雨の先に、ぽつんと図書館のあかりが残っていた。
この時間帯は初めてだったが、人は結構入っていた。

第4期は「This is Rock」と銘打って、
江口が力を入れた、音楽とマンガのつながりを追っていた。
原画を見ると、ホワイトで消された線で、その元をイメージできる。

確かに、音楽をマンガで表現するのは難しい。
画像はイメージできても、音楽ではそれができない。

それを江口は、当時の流行りの音楽と符合をつけ、
そして独自の味付けをして、読者の脳内にそれを再生した。
無論、当時小学生や中学生の読者には、それは難しいはずなのだが、
画像が残ったうえで、後で音楽を知る、という福音ももたらした。

そして「女の子と音楽」もより近いものとした。
最たるものは「ストップ!ひばりくん」なのだろうが、
※ひばりくんは「女の子」ではないが…(苦笑)
そういったアイコンができてから、その垣根は低くなったと感じた。

壁に、YAMAHAのSGギターも持った女の子の
スケッチから完成までの3段階が貼ってあった。
めったに見られないだろう…。

いやあ、なんだかんだと、いままでよく目にしていたのだな、
と一連の展示を見て思った…。