花鳥風月記

流れる水に文字を書く

デトロイト美術館展

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上野の森美術館にて。
この展示は撮影OKとのことだったが、
事前にHPをみたら月・火のみとのこと。
なんでそんなことを決めているのか理由は分からず、
まあいいか、ということで入って見る。

アメリカの自動車産業が華やかかりし頃、
潤沢な資金を使って美術館を作り、収集した。
数年前には存続の危機にたち、収集品の売却も検討されたが、
市民の努力によって、守られたとのこと。
こういった力がアメリカの底力なのだろう、と…。

展示品は、ルノワールなどの印象派
セザンヌゴッホなどのポスト印象派
カンディンスキーやベックマンなどの20世紀のドイツ絵画
マティスピカソモディリアーニなその20世紀のフランス絵画
など、50余点がコンパクトに展示されていた。

展示数からみて、鑑賞料の1,600円は高いが、
内容が濃いのでよしとしよう。

残念なのが、照明が天井から一点光なため、
角度を変えて覗き込むと、光で白くなってしまうこと。
何かこう、もっと工夫がほしいなあ…。

係員に人には、「足元の結界からはみださないよう」
しつこく言われた。結界って…。
楽しさが半減してしまったなあ…。
やっぱりデトロイトの本場で見たほうが良いかもしれない…。

リコーが触れる複製絵画を作っていた。
本物そっくり、という触れ込みだったが、きっと違うだろう。
なぜなら、そんなこと誰にも証明できないからだ。
現に触ってやけにマチエールが平べったく感じたので、まずウソだろう…。