花鳥風月記

流れる水に文字を書く

酒井俊Live@高田馬場HOT HOUSE 2010年11月29日

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

月曜日、仕事は休みだった。
有楽町で用事と食事を済ませて、21時きっかりに店に到着。
入った瞬間、店を間違えたかと思わんばかりに女性客が陣取ってる。
この人数、バレーかコーラスか、と訝(いぶか)ったが、
きっと、ファンに皆さんであろう、と。

ここ最近では、稀有な、15人位の客足。
それでも、この店は満杯状態となる。
1組、親子連れがいた。これもまた、稀有なことだった。

常連さんの姿がだんだんといなくなっている。
自分も、2001年からだから、ようやく10年になろうとし、
常連に加えてもらえた感もあるが、
(座席は指定席がある、デカイから…)
なんとなく寂しい気がする。
他の常連さんが来て、
ようやくアウェーのシチュエーションだけは
脱した感がある。

「初恋」(日本語と英語バージョンで唄う)
Over The Rainbow ~ What A Wonderful World」
「朝日のあたる家」
「黒の舟歌
「四丁目の犬」
「I Shall Be Released」などを歌う。

嬉しかったのは、11月に誕生日を迎えた自分のために、
「Love Me Tender」を歌ってくれた。
この曲には、歌う側からリクエストがあり、
目を閉じて聴いて欲しい、と。
夏の浜辺で、トランジスタラジオから流れる
マリリン・モンローをイメージして欲しい、と。
確かに、一瞬、耳を疑ったが、
何と小型拡声器を使って唄っていた。
坂本弘道・太田恵資と続き、ついに登場、といった感じか。
世の中広し、といえど、拡声器を持つボーカリストは稀有であろう。
しかし、その演出が嬉しかった。
確かに、マリリン・モンローがいた気がした。
ついでに、パチンコのマリンちゃんもいたかもしれない(笑)。

休憩には、アキさんの心づくしの料理が振舞われる。
テーブルの上には、ジャズ・ライブハウスとは思えないような
皿と食材が並ぶ。
そういえば、コースターがハート型に変わっていたのは、ビックリ。

後半は、
「ひとりぼっちのラブレター」
「Feeling Good」
などを熱唱。(曲目を失念してしまった…orz)

アンコール・リクエストは、「かくれんぼの空」
かくして、心癒される時間が過ぎたのだが、
昨年のポインセチアに続き、またもや花のプレゼントを頂く。
隣の女性が「シクラメンですね」と教えてくれた。

布施明の唄しかシクラメンの認識がなかったので、
真綿色ではなく、ピンク色というのが驚きだった。
顔を突っ込み、匂いを嗅いで見たが、
「清(すが)しい」という匂いは分からなかった。
きっと匂いではなく、存在を表す形容なのかもしれないが、
小椋佳って、ウルトラマンに似てるなあ、と思う。

新発売のアルバムについても話をしていた。
いわゆるコラボ、というのは偶発的なものだけではなく、
今まで培ってきた関係の上に成り立つものがあり、
それが、今回のアートワークとのアルバムとなった、とのこと。
確かに、最近の売らんかな、の上滑りのようなものとは一線を画している。

やはり、心に残る作品が大事だと感じた。