花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想(239) 大きな文化が小さな文化を駆逐する

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流水書房パレスサイド店(竹橋毎日新聞社内)が閉店していた。
どうやら、今年2月末だったようだ。
決して大きくはないものの、新聞社にある本屋として、
品揃えに独特の雰囲気があった。
雑誌も古い棚に豊富にあって、立ち読みして時間を稼ぐには
事欠かない本屋でもあった。
もうけ主義にこだわらなさそうな、いかにも毎日新聞社に相応しい店だった。

親会社が青山ブックセンターだから、経営も結構厳しいのだろう。
そして残念なことに、跡地はコンビニになった。
どこにでもあるような雑誌を見るくらいでは、
そのビルの住民の知的水準は、ますます低下するだろう。

願わくば、毎日新聞社員がバカになりませんように…。