花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 六曜社地下店@河原町三条

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今回の京都旅行の主目的は、この店に行くことだった。
初日の水曜日は定休日のため、2日目に大原三千院に行った戻りで立ち寄る。
地下店は、少し狭めなカウンターが下り階段に沿うように10席弱、
そのまま進むと小さめのテーブル席が3つくらいと、
奥に6人くらい座れるボックスシート。雰囲気は頗(すこぶ)る良い。

入った瞬間、来て良かったと思った。何もオーダーしてなかったが…。

昼を抜いていたので、コーヒーと手作りドーナツを頼む。
コーヒーは450円、ドーナツは100円。嬉しい。
豆を一つ一つ手で選び、自家焙煎にこだわる。
しかし淹れ方は特別な方法はない、とのことだったが、
手際は早かった。一つ一つを一杯分のガラス容器に入れ、
カップを温め、素早くコーヒーを注ぐ。

苦味もコクも丁度良い。おかわりをする。
ドーナツも素朴な味。ほのかな甘味。

そして、すこし恥ずかしさもあったが、店主にサインを求めた。
店主は、「電車が出てゆく」を歌う、オクノ修。

「このCD、まだあったの?」と言われ、快く応じてくれた。
「これ、もう後が出ないんだよ」とのこと。
カウンター越しの店主は、ミュージシャンのオーラはなかったが、
珈琲店の“マイスター”としてのオーラを感じた。
京都に住んでたら、毎日行くだろう、と思った。

この話題、まだ続く予定。