恋しくて
あえてホンモノとは同一視しないように作っているらしいが、
観ていくとだんだんとＢＥＧＩＮになってくる。
(本作ではＢＥＧＩＮＮＩＮＧというバンド名)
確かに上地等役の子はそっくりだった。
“イカ天バンド”でもあるので、三宅裕司も出演。
殆どが現地キャストらしいが、結構、重鎮級の人も出ていたらしい。
また、与世山澄子のサッチモ「この素晴らしき世界」が良かった。
どこかで観たと思ったら今年３月にＴＢＳ「情熱大陸」に出ていた。
この唄は映画で２回流れたが、じんわりと聴かせる演出が良かった。
（実際、最初にながれて「後でもう一回ながれるかな」と思ったらそうなった）
ストーリーは青春映画特有のものなので、特にどうこうないのですが、
石垣島に根付く文化・風習が触れられていることで、
最近ありがちな地に足着かない(設定がありえないような)
映画にならなかったことに好感が持てる。
最後はいわゆる文化祭の映画作成のノリのような感じで楽しかったが、
終了後、銀座テアトルシネマのあまりの幕引きの早さに驚いた。
（予告編は１５分も観させられたのに…）
