花鳥風月記

流れる水に文字を書く

川上未映子 『ぜんぶの後に残るもの』

イメージ 1

川上未映子の小説は、『ヘブン』以来読んでいない。
その間、知らないうちに、エッセーや対談集の類が出ているようである。
この本は、週刊新潮での連載と、日経新聞でのコラムが基になっている。

最初は、東日本大震災から続いたエッセー。
ある種のクロニクルのようだ。

それ以降は、川上らしい、妙な言葉の感覚が面白い。
漫才のような話も満載。おかんのバタフライ、最高。
虫瞰、というか、虫眼鏡をもって世界を観ている、
そんな印象を持った。

まだ読んでないエッセーも読んでみよう。