花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 ミロンガ@神保町

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少し前になるが、久方ぶりにミロンガへ行く。
そういえば、ここのお店の方が、本を出した、
ということを新聞で見たことがあった。
その時の書評を書いた人も、ここの常連のような人だったと思う。
設定は架空らしいが、店の雰囲気は、そのままのようだ。

たばこは吸わないものの、喫煙できる部屋の奥の席にいつも座る。
ギロチンビールとガーリックトースト
銅製のマグカップが冷やされて出てくる。
泡が立ちすぎて、しばしクレマの頂(いただき)を眺めつつ、
周囲をぼんやりと見つめる。確かに時は止まる。

銅で幾分まろやかになるビールを味わいながら、
しばしの読書。

レジに行ったら、くだんの本があったので、買ってみた。