花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想(19) 東京の味

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昨日、石巻の友人から、サンマが送られてきた。
トロ箱に15匹くらい入っている。
先ずは刺身から。サンマの刺身は新鮮だからこそ、美味い。
特にこの時期、脂がのっていて箸が止まらない。
山形で買った吟醸酒まほろば」を残しておけばよかった…。
さばいた骨を使って、フライにする。
明日以降は、焼き物・煮つけ…と、毎日の食卓を飾ることになる。
※勿論、自分はただ食べるだけの役割だが…。

贈り物を送りあうのは、高校を卒業してからなので、かれこれ20年になる。
最初は、早稲田にある穴八幡の「一陽来復」を送ることがきっかけで、
サンマや明太子など、地元の特産を送って頂いている。

勿論、こちらからも送るのだが、不思議と「東京の味」が何なのか、いつも迷う。
何も、思い浮かばないときは、お酒にしているが、
例えば、石巻のおでんには、「ちくわぶ」がない、ということで送ってみたり、
浅草・神谷バーの「電気ブラン」、今半の牛しぐれ、などもあった。
よく言われる「雷おこし」や「東京バナナ」は今ひとつピンとこない。美味しくないから。
ときには、高濃度カテキン飲料「ヘルシア」が関東限定販売の時期に1ケース送ったこともある。
最近は、自分でも気に入っている、目黒「御前屋」のあげまんを送っている。

そういう付き合いをして、先日突然、電話が来た。結婚する、とのこと。
来月、石巻まで披露宴に参加することになった。仙石線は、松島海岸を見ながら行った思い出がある。
今はどうなっているだろうか。

写真は、山形旅行の際、購入した、「ずんだプリッツ」と「ミルクケーキ」。
ミルクケーキが山形名産、というのは、ほんとうに驚いた。
結構素朴な味が、お土産で高評価だった。