花鳥風月記

流れる水に文字を書く

日本国憲法百景・再び (85)

又は


安倍政権が、集団的自衛権の容認に向けて、先を急いでいる。
一説には、サッカーのワールドカップで国民の目がそっちに向かっている
ドサクサに紛れて、事を決めてしまおう、という魂胆が見え隠れするそうだ。

政府高官はさらに、連立を組む公明党
「政府解釈によっては、公明党創価学会政教一致を…」
というゆさぶりを、前述でいうなら巧妙なドリブルで、
「平和」を掲げる政党に迫っている。

かつての大戦中に弾圧を受けたにも関わらず、
秘密保護法に賛成したツケが回ってきた、とも言えなくもない。

安倍首相は、去年の憲法96条改正のときには、
東京ドームで始球式を行い、ストライクとはならなかったが、
今度は、遠いブラジルの地で催されるサッカーの宴に乗じて、
ゴールを決めるのだろうか。

それがオウンゴール自殺点)となることを知らずに…。


第八十五条 国費を支出し、又は国が債務を負担するには、国会の議決に基くことを
      必要とする。